「歩くこと」は人生を変える
健常者が普段何気なく行っている歩行。
それが突然出来なくなる可能性は、いつでもどんな時でも突然に訪れます。
事故による脊椎損傷や体の麻痺、後遺症。視覚を失う。高齢により足腰が弱くなる。
ちょっと挙げてみただけでも、様々な事が思い浮かびますよね。
そう言った時に、再び歩けるようにするのが「歩行訓練」なのです。
歩行訓練は訓練が必要な人によって、方法も異なってきます。
そしてその目的も様々です。
しかし共通して言えるのは安全な歩行が出来るようにするということです。
安全な歩行が出来なければ、日常生活を送ることは困難ですよね。
でも歩行が出来るということはただ、「歩ける」ということではないのです。
歩行訓練には大きく分けて二つの目的があります。
- 一つ目は、自立した生活を送ること。
生活する上で、自分の力で毎日を過ごすということは、普段思っている以上に大切なことです。
誰かの力を借りなければ目的地にも移動できない生活は不便ですよね。
好きな時に好きな場所に行ける自由は大事です。
それを手に入れるために、自立は必要不可欠なことなのです。
- 二つ目は、自信を持つということ。
自分で歩行出来ないと、自然と外出が困難になります。
外出の機会が必要以上に減り、行動範囲が狭くなると気持ちも徐々に萎んでいってしまいます。
そうすると生き方の選択肢も少なくなってしまい、消極的な考えに囚われてしまう人も多いのです。
歩行出来るだけの力を取り戻し、自分で外出できるようになってから行動の幅が広がったという人はたくさんいます。
行動が広がれば自然と自分自身に自信が持て、積極的な行動がとれるようになるのです。
歩行訓練の目的は、歩くこと。ただそれだけに目が向きがちです。
しかし、その中には人一人の人生を変えるだけの大きな意味が隠れているのかもしれませんね。